画像忘れました
取引先の方(私より少し前の世代)と仲良くさせてもらっているわけですが、
談笑中に「いやぁ、わたし、こんな年になってもプラモデル作っていますよ」なんてぽろっと言うてしまったわけで。
           
食いついて キ タ ーヽ(゜▽゜ ノ
 取「俺も作ってるよ!! どんなんつくってるの?」
 私「ん〜、もうガンダムは卒業してまして(半分嘘)、もっぱらWW2の頃のレシプロですね」
           
さらに食いついて キ タ ァヽ(゜▽゜; ノ
 取「お〜、俺も俺も。もっぱら日本とアメリカの海軍機かなぁ。ににちゃんは?」
 私「わたしゃ、ドイツ機、というかフォッケ大好きッコであります。水冷全盛のヨーロッパで、異例の空冷・無骨なスタイルでありながらどことなくグラマラス…かっこよすぎであります!」(このあたりからケロロ調)
 取「お〜じゃぁ写真見せてよ」
 私「ここに(PSP)に入っております。ちょうど一機完成したところであります」

で、見せたのがこのFW-190A-3(タミヤ1/72)

 取「お、ちゃんとエアブラシで塗装してる? (コクピット周り、足回りをみて)おお、こまけぇ〜」
 取「あ!そうだ!」
       
ヒ ゙ ク ッ!(この人の思いつきにろくな事ありませぬ)
 取「このさぁ、アイスホッケーで使うプロテクタマスク塗りなおしてぇな(この人未だにアイスホッケーのキーパー現役です)」
 私「え、え? あ、う…
(小声で)はい…」
 取「いやぁ、楽しみやわぁ。材料費は請求してな。あと昼飯付きで…」
 私「(いや、あ〜た、模型作ってるなら塗装がどれだけ大変かわかってるっしょ。それを昼飯一つって…)わぁ〜嬉しいなぁ。カップラーメンってのはなしでお願いしますよ」

 取「うんうん、楽しみにしておいて」
 私「ちなみにいつぐらいまでにやればいいですか?」
 取「えっと次の試合が17日やから16日までで頼むよ」
 私「…(今日が12日で…って、ぉぃ!
実質3日でやれってか!w)」

で、よこされたプロテクタが下の写真です(↓)
元の状態は、なんというかあまりに酷すぎて目を背けたくなる状態でした。写真も忘れるほどにねw

むお!! 嫌がらせですか? 中途半端に剥がした元の塗装+素人ファイアパターン+ご本人の"筆塗り厚塗り"塗装+あごのワレの補修(?)でG-17ボンド&劣化したガムテープが幾重にも…80番や120番でやすってもガムテープはこびりつくわなんやで、なかなか地肌でてきやがりません(鬱
かくなる上は
最終兵器マイナスドライバー@ノミ( フ ゙ ハ
ガリガリガリ!! ひゃははは、これはいいぜ!がんがんけづれやがる!ざまぁみさらせ!
むはぁ…ぜぇぃぜぇぃ
やっと下地がだけになってきました。
口元・目元のオレンジの箇所はなんと
アルコール系塗料らしい…。ってことは白サフ吹いてもそこのオレンジ色は浮いてくるわけで…剥がすにもかなり下の方まで浸潤しているくっさいし…

「まぁ、どうせ赤系の塗装になるんだから放置ってことで」

塗料を剥がし終わった後はかなり深く刻まれた以前のファイアパターンの処理とドライバーで削った際の傷修復です。

ファイアパターンついては(パテ埋め、めんどくさいので)そのまま型を使うということでいきます。

で下地磨きも終わったところで(塗料のこっとるという声は無視して…ていうかパテ代わりだから、たぶん)、アゴのワレ処理に移りましょう↓

これはいけません! 予想以上に割れております(苦笑
穴からチンまでバシッと断裂(当然裏までばっくりいっています)。ん〜〜、ホッケーのパックって硬質ゴムの固まりらしいしなぁ…それを顔面でうけたら割れもするわな(怖

じゃぁ、補修も簡単に接着だけじゃ無理…てか、こういうのって一度割れたらお仕舞いのような気もしないでもないが…まぁなるべく頑丈になるようにやりましょ。
まず、割れ目のG-17ゴムボンドをクリーンニング…ふぁぁぁ、
ベタベタやん(鬱。ハァハァ…終わりました。
んで、普通の接着剤じゃあかんだろうから、エポキシでガチガチに固めましょ。ん〜補強は…裏打ちするかぁ。
プラ材なんか余ってたかなぁ…(目の前に飛び込んだCD-Rのガラ)。これでええか。火であぶって型とって、エポキシ&瞬着でガチガチに固めました。後は硬化後プラ材になる高級パテで傷跡補修、プラパテでさらにヒケ処理。
ハイ、おわりました。

飛んでいますが、この行程の前にバンパー用サフ吹きと下地磨き、その上にポリの銀塗装がしてあります。なぜポリで塗装するかって? 塗装面のワレ防止のためです。え? その上からラッカー吹くから同じだって? 気にしない気にしない(”w”;
前の前の塗装の時とったと思われるファイアパターンのマーキング…といえば聞こえが良いが、実際はデザインナイフで綺麗にスジ彫りされていたラインが残っていたのでこれを使いましょ。

え? パテ埋めと新規パターン作るのがめんどいんやろ? ぃぇぃぇ、よくできたパターンですしね…ごにょごにょ…そのまま使わないのはもったいないですから。

とりあえずファイアの下地にバンパー用のホワイトサーフェサーを吹き重ねて(もアルコール塗料浮いてきます)、その上からイエローオレンジ(いわゆる試作飛行機の腹面色)でべた塗り、クリアイエロー&クリアーレッドを調合した色味を三つ用意して薄い順にグラデかけていきます。
いやぁクリア色でのグラデ難しいですね〜ちなみに、写真は最初のクリア色吹いた後です。全体的にオレンジ色が強いように見えますが、最終的には綺麗に仕上がるかと。

で、ファイアパターンの外側っす。一応、指定は空色……赤系統に空色あわせますか? いや、絶対あわへんって、調和無視っすか? なんて突っ込みいれたかったんやけど、そこはホレ、取引先の方の指定やし…
     
「指定色の範囲内で上手くやっときます」と
言うのが精一杯やったりします。

で、空色ベタで吹いてみました。…あかん最低な取り合わせだw
てか、ベースに白吹き忘れて、発色わるっw

ん〜赤なら強めの青系だよなぁやっぱし。てなわけで、ここもグラデかけて、グラデ薄い部分が空色ならOKってことにしよう。いや、そうしな駄目やろ、と思いこんでます( ,,-`д´-)

で、写真はベースホワイト吹き直し、空色吹いて、一回目のクリアブルー吹いたとこです。

んで、クリア吹き前です。だいぶ雰囲気でてきました。
青のグラデが少し弱かったかなぁ…空色の上に全体的に薄くクリアブルー吹いたから多少ええ感じになったけど……まぁええかと(藁

はい、完成です。こうしてみると綺麗ですね。
ポリのクリアジャブジャブつこたから、光沢ありますね〜♪
グラデも結構効いてるし…
我ながら"遠目でみると"良いできです。

失敗も多数しています。てか、時間なかったから(いいわけ)
1.完全乾燥前にマスキングしたのでうっすらと跡が…
2.クリア後の水研ぎしていません。コンパウンドで軽く磨いただけ。
3.ファイアパターンのスジ彫り跡にエナメル赤流すのを失念。

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